樹脂材料違いによる成形品の3D測定
2024/10/22
さてご無沙汰の中の人 1号です。
最近2号もブログ投稿を開始し始めたようです。
1号はブログ更新が少々ゆっくりゆるゆるめです..
今回は客先様の製品についてのお話です。
(客先様からはブログアップについての了承は取れています。安心して下さい( ̄― ̄)ニヤリ)
先日弊社で金型を製作させて頂きました、椅子の背もたれ部分の製品ですが
国内で試作成形して、反発試験(破壊試験)を何度か行い
よし!量産レッツGO~で生産を始めました。
そうしましたら、組付け完成状態の椅子に
あるお方が【よいしょぉ】っと勢いよく凭れかかったところ
なんとなんとナイロンガラス入りの製品部分が..割れてしまったのです。
あーΣ(・ω・ノ)ノ!
急ぎ金型での製品補強対策となりました。
また反発試験(破壊試験)を行いましたが、またまた試験結果が芳しくない..
どうしたものやらと思案する中で、現場サイドから一度樹脂材料を変えて
TRYをしないか?と提案があり試してみることにLet’s Try~
それが3枚の写真(製品リブ等補強後)になります。
材料メーカー・樹脂は同じ6ナイロンでガラス含有率を30%と15%とメーカー違い品(ガラス含有率30%)になります。
ガラス含有率15%は収縮率も変わる為、穴位置(ピッチ)が相手物と少々ズレるので
ビス留め時に組み付け難いとのことでした。
15%減っただけなのにこんなに変わるとは..(なんと奥が深い)
反発試験(破壊試験)結果は、やはりガラス含有率30%の方が良かったようです。
なのでこのまま当初からのA社材料で量産を再スタートとなりました。
長くなりましたが先ずは一安心しました。
参考までに材料別での穴ピッチ寸法も写真で確認して頂けます。
良かったら見てみて下さい。
By中の人1号でした
----------------------------------------------------------------------
株式会社プラアシスト
愛知県知多郡東浦町大字緒川字西高岨41番地の1
電話番号 :
052-626-7030
製造販売に三次元スキャンを活用
----------------------------------------------------------------------